防犯・護身用品とセルフディフェンス【その2】
まず護身とはどういう事かを自身で整理することが重要です…
もちろん自分を守ることですが順序良く整理していかないと家族や知人そして他人を守るというイメージと混同してしまいます..
これは護身行為と警備・警護行為を同じに考えてしまうことになり防犯・護身対策とは違う方向に進んでしまいます…
なぜこの混同が起こるのか?
それは世の中に溢れる防犯イメージの知識過多による自身の護身力の認識不足と現実的なトレーニング無しでの護身用品の信頼過多です…
分かりやすく説明すると…自分自身を守ることで精一杯であることを認識出来ないという事です…
世の中に溢れる防犯イメージとはドラマや映画そして格闘技等の知識が入ることでまず自分は大丈夫…家族を大切な人を守らねば…
というイメージだけが一人歩きをして自分のポテンシャル..護身力の認識をしないということです…
そしてトレーニング無しでの護身用品の信頼過多とは…
例えば催涙スプレーを購入した時点で安心してしまい..噴射形状や、飛距離、噴射時間等を知らないまま所有したり
特殊警棒の重さ、長さ、材質による有効な使用方法を知らないまま所持することなどです…
特に警棒など相手にケガをさせる可能性のあるものは
多種多様の使用パターンを準備して繰り返しトレーニングすることが護身用品として所持するためには絶対条件です…
これを怠る人に限って…過剰防衛の話をしてきます….
この二つの要因で非現実的な防犯・護身対策を頭の中で構築してしまい
護身をとばして…警備・警護をイメージしてしまいます
大切な人を守るためには…何でもしていい…という暗示にかかってしまいます…
しかし..なんでもしていいと言うほど…生身の人間はなにもできないものです…
つづく…